双極性naoの「てにをは」

双極性障害のnaoが伝える、ことばの力と闘病の記録。

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診断書の病名と実際の病名は違うことがある~理由と考察~

みずたまなおです。

こんにちは。

 

今回は、双極性障害の病名と診断書についてのお話です。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

【目 次】

 

診断書の重要さ

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病気や怪我を負って学校や職場に行けなくなってしまったとき、医師による診断書を提出しなければなりません。

これは、どんな病気や怪我にも該当します。

学校や会社の規則によってまちまちですが、概ね継続して3日以上休む場合は診断書の提出を求められるケースが多いです。

 

診断の証明書

診断書は、その人がどのような状態、症状なのか、回復までにどのくらいの期間を要するのかを書面で示すものです。

書面にはこれらのものに加えて、発行日、病院名と医師の署名・捺印が記入されます。

用紙は封筒に入れてのり付けされ、封印(割印。未開封のみ有効)を押されることが多いです。

これだけ厳重に扱われるということは、それだけ重みがあり、大きな効力を持つということです。

 

大きな効力

診断書は学校や職場だけでなく、公的機関でも提出を求められることがあります。

例えば、特定の疾病の医療費の自己負担割合が軽くなる自立支援医療制度、障害者手帳や障害基礎年金などの申請時にも提出が必要です。

医療機関が発行する診断書は、例え民間医療機関でも公的な証明書に近い扱われ方をされます。

 

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自立支援医療制度の詳細と申請の手順について紹介しています。

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病名の決定

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病名はさまざまな情報を基に、医師により診断されます。

特に精神疾患の場合は、精神的な症状だけでなく、食欲不振や耳鳴り、めまいといった身体症状が伴うことがあります。

そういった症状を基に、総合的に見た上で、医師による判断がなされます。

 

患者の症状の把握

目に見える症状なら分かりやすいのですが、そうでないものは患者が医師にどのような症状があるかを伝える必要があります。

例え身体症状でも、食欲不振などは患者が伝えなければ医師は気づきません。

患者が「いつもと違う」「何だかおかしい」と感じるものは、どんな些細なことでも把握しておいた方が患者本人のためでもあります。

 

医師との情報交換

精神科や心療内科での診察はあっという間に終わってしまいます。

だいたい5分程度と非常に短いです。

その間に、医師からの問いかけ(よく眠れていますか?など)に答えているとすぐに時間が経ってしまい、「自分が話したいことが話せなかった」ということになってしまいます。

そのため、診察前にある程度シミュレーションしておくか、メモを持参して診断に臨んでみるのもいいかもしれません。

「つらくてうまく話せない」「話そうと思うとうまく言葉が出ない」というようなときは、持参したメモを医師に見せることで、ある程度は医師との情報交換ができます

 

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症状を伝えて初めて医師は気づきます。 

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医師による見立て

患者の症状を基に、医師は治療方針や内服薬の決定を行います。

そのためにはまず、患者が症状を医師に伝えなければ始まりません。

薬の副作用や、前回の診察から今回までに何か変化があれば医師に伝えておきましょう。

「これは言った方がいいのかな」という小さな変化でも、躊躇せずに伝えてみると、意外と薬の種類や量が減ったり、治療方針が変わったりすることがあります。

それもこれも全て、患者が伝えて初めて医師が判断できるのです。

 

病名と診断書

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精神疾患の場合は特に、病名が変わることは珍しいことではありません。

ひと口に「うつ病」といっても、そのときはうつ病の症状が出ているだけで、継続的に治療を行っていくと、その根底にはまた別の病気が隠れていることもあります。

別のアプローチをすることが、結果的にうつ症状を改善させることに繋がる可能性もあります。

 

双極性障害という病

双極性障害という病気は、研究途上にあって、解明されていない部分も多く残されています。

また、うつ病と比べるとあまり認知されていないのが現状です。

躁とうつを繰り返すため、躁のあとのうつは、その振り幅が大きいため体力的にも精神的にも大きな影響を受けます。

周りから見ると非常に活動的で「治ったのでは?」と思われても、実はそれが躁状態だっただけで、うつ状態になると別人のように気力が抜けてしまう、ということもあります。

うつ病のような症状が出ることもありますが、それは似て非なるもので、治療方針や薬の種類も大きく異なります。

 

認知度の低さ

繰り返しになりますが、双極性障害はまだまだ認知度の低い病気です。

そのため、誤解が生まれやすいという側面があります。

双極性障害と聞いてもあまりピンと来ない、という人も多いでしょう。

「躁うつ病」と言うと何となく伝わるかもしれません。

過重労働や各種ハラスメント、学校などでの問題から、残念ながらうつ病を発症してしまう人が多くなっています。

厚生労働省の調査によると、15人に一人は一生のうちに発症するというデータがあるようです。

もはや、うつ病は現代病のひとつとも言えるでしょう。

一方、双極性障害は100人に一人という統計も出ています(厚生労働省みんなのメンタルヘルス総合サイト)。

うつ病と比べると、双極性障害はあまり馴染みがない、ということも大きく影響していることかもしれません。

 

診断書にあえて「うつ病」と書くことも

会社や学校に提出するために診断書をもらうとき、例え双極性障害でも、医師はあえて「うつ病」と記入することがあります。

それは、 病名を見ても会社や学校側が正確に理解できるかどうかわからないからです。

「うつ病」と書く方がより身近な印象を与え、どのように接するのがよいのか、ということを、いちから説明しなくてもよいという利点もあるからです。

受け取る側に誤解されないか、そのことによって悪影響を及ぼさないか、ということを考慮した上で診断書を書くこともあるのではないでしょうか。

 

研究がさらに進められること、双極性障害という病気の認知が高まり、誤解をなくすことが求められます。

いちから説明しなくても、ある程度の理解が得られるようになれば、個人的にもとても楽なんですけどね。

 

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