双極性naoの「てにをは」

双極性障害のnaoが伝える、ことばの力と闘病の記録。

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「死にたい」は生きたいサイン~苦しむあなたと周りの方へ~

みずたまなおです。

こんにちは。

 

今回は、「死にたい」と言うことについてのお話です。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

【目 次】

 

「死にたい」と思うこと

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あなたはこれまでに一度でも「死にたい」と思ったことはありませんか?

また、誰かからそのようなことを言われたことはありませんか?

今回は、私の経験からそのことについて考えていこうと思います。

 

私の経験から

 

負のスパイラル

私は双極性障害を患っています。

エネルギーが増し行動的になる「躁状態」と、気分が落ち込み何もできない「うつ状態」を繰り返す病気です。

 

うつ状態になると大きく気分が沈み、何日も布団から出られず、そのことに対して「申し訳ない」とか「情けない」などと自分自身を責めて、さらに落ち込むという負のスパイラルに陥ります。

うつ状態のどん底のとき、私は「死んでしまいたい」「消えてしまいたい」と思うことがあります。

いつしか「どうやったら死ねるだろう」などとあれこれ考え、詳しい情報を得ようとスマホで調べてみたり、重たい身体を引きずって身の回りのものを片付けてみたりしていました。

 

ある日、突然

いまは偶然、そんなことを考えずに過ごせているだけで、いつまたそのようなことを考えてしまうのかわかりません。

今後もしかしたら、自傷行為をしたり、希死念慮が湧いたりすることがあるかもしれません。

何か突発的に大きなストレスがかかること、また継続的にストレスを感じ続けることがあると、うつ状態に陥ってしまうのです。

これは、うつ病にも言えることです。

 

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自分を追い込む思考・行為

 

なぜ追い込んでしまうのか?

うつ病や双極性障害だけに限らず、一度自分を追い込み始めると、なかなかその思考を止めることができません。

いつもなら周りがよく見えていても、だんだん自責の念以外のことに目が向けられなくなってしまいます。

そうして、どんどん自分を責める気持ちが強くなって、自分の存在自体を否定してしまうようになるのです。

それが、頭のなかでぐるぐると考えてしまうこともあれば、行動に表れてしまうこともあります。

 

3つの思考・行為

自分を追い込んでしまうものとして、自傷行為・希死念慮・自殺企図の3つがあります。

これらは一緒くたにされることが多いのですが、「自傷行為」と「それ以外」の2つで考えた方がよいのではないかと、私は考えます。

いずれも強い自己否定の思いから引き起こされ、結果として身体的、精神的にダメージを負うものです。

「それ以外」というものにまっすぐベクトルが延びているのに対し、「自傷行為」生きていることの確認死への思いの2つに分かれているような気がします。

 

自傷行為

自分を傷つける方法はさまざまありますが、自傷と聞いて真っ先に思い浮かぶものは、リストカットかもしれません。

同じ「切る」という行為でも、手首だけではなく、腕や脚、首筋などもあります。

また、「切る」というもの以外でも、過食・拒食、壁に頭を打ち付ける、頭をかきむしる、タトゥー・ピアスなども自傷と言われることがあります。

これらには依存性があり、一度行うと何度もやってしまうことが少なくないようです。

 

希死念慮・自殺企図

先ほどの「それ以外」に該当しますが、自殺企図は希死念慮の延長線上にあるものです。

「死にたい」「消えたい」という思いを抱くことが希死念慮、それを実際の行動に移すことが自殺企図と呼ばれています。

私がかつて「突然身の回りのものを片付け始めた」という経験は、希死念慮から自殺企図に変わる途中だったのではないかと思います。

 

苦しんでいるあなたへ

今、目の前にはどんな光景が広がっていますか?

見るもの全てが怒りの対象ですか?

それとも虚しさで空っぽの状態ですか?

怒りとも悲しみともとれない、ドロドロの感情ですか?

どれにも当てはまりませんか?

苦しいのは、あなたがそれだけ自分自身のことを見つめようとしている証しです。

 

「死にたい」は赤信号

もし「死にたい」と思ったとき、周りに相談できる人はいませんか?

家族でなくても、あなたの状況を理解してくれる(くれそう)な友人・知人はいませんか?

すでに病院を受診していていようがいまいが、まず精神科や心療内科の受診を強くおすすめします。

「精神科や心療内科は抵抗がある」という場合もあるかもしれません。

精神科と聞くと敷居が高い印象がありますが、最初は誰もがそう感じるものです。

そのようなことは全くありません。

「死にたい」と思っているということは、危険サインです。

ひとり抱え込んで、ひとりで何とかしようと思わずに、誰かに何らかの形で頼ってください。

家族でも友人・知人でも、電話相談でも医療機関でも、どこかに助けを求めてください。

ひとりで抱え込んでも苦しさが続くばかりです。

 

本当の気持ち

あなたをつらくさせているものは何ですか?

目を閉じて、鼻から大きく息を吸って、口からゆっくり息を吐く。

まぶたを開ける。

前後で目の前の景色は変わりましたか?

「死にたい」「消えたい」というあなたの感情は本心ですか?

「死にたい」「消えたい」と周りに言うことは、あなたの本心ですか?

「本当は生きたい」という気持ち、「誰か気づいて」という気持ちから来るものではありませんか?

 

ご家族等の周りの方へ

自殺を仄めかしたり、「死にたい」と言ったりする人があなたの周りにいませんか?

うつ病や双極性障害といった精神疾患だけに限りません。

セクハラ、パワハラ、いじめ、不登校など、原因となるものは数多くあります。

もしそう言う人が周りにいるとき、私たちはどのように接していけばよいのでしょうか。

「死にたい」と言われたら

初めて言われたら、おそらく固まってしまって、言葉に詰まるでしょう。

そして「え…どうしよう」と動揺してしまうかもしれません。

どうするべきかを考えても、いつ、どこで言われるか、その言葉に遭遇するかわかりません。

 

それならば、してはいけないことを知ることで、相手の言葉を受け止めるためのクッションを作りましょう。

してはいけないことはただひとつです。

それは「そんなことを言うなんてあり得ない!」「間違っている!」などと即座に否定することです。

これは絶対に避けてください。

 

「死にたい」なんて誰にでも言える言葉ではありませんよね。

これは言ってきた本人が一番よくわかっているはずです。

つまりどういうことかというと、人を選んで言っているのです。

本人は、あなたを特に信頼しているからこそ言っているのです。

それを頭ごなしに否定されたら、信頼関係も人間関係も崩れてしまうかもしれません。

それだけは忘れないでください。

 

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間違っても軽くあしらわない

「死にたい」と思っていても、深刻な表情でそのまま言葉に表すことはなかなかできません。

冗談めかして言ったり、独り言のように言ったりすることもあります。

さりげなく言うことは「もしかしたら気づいてくれるかな」「話を聴いてほしいな」という淡い期待が込められているかもしれません。

例え、冗談っぽく言って来たとしても、気づかないふり軽いあしらいはしないでください

それが原因で実際に自殺をしてしまった例も多くあります。

あなたへの淡い期待が、対応によっては、絶望の淵に追いやってしまう可能性もあるのです。

すぐには対応できなくても、ゆっくり時間をとって話を聴いてあげてください。

 

いま、できること

 私たちは医師でもなければカウンセラーでもありません。

それなら何もできないのか、と聞かれたら答えはすぐにわかりますよね。

 

私たちにできること、それは本人の気持ちを聴くことです。

「うん、うん」と大きく頷くことだけでも構いません。

表面的ではなく、あなたの心の耳で聴いてあげてください。

可能なら、抱きしめてあげてください。

 

本当は「死にたい」と思っていなくても、「寂しい」「聴いてほしい」という感情から来ているものかもしれません。

「否定しない」というクッションで本人を受け止めることが大切なのです。

 

相談窓口

 

その気持ち、話してみませんか?

「死にたい」「消えたい」と考えている人を対象に、国をはじめ、さまざまな機関や団体が相談窓口を設置しています。

もしかしたら、誰かに話すことで気持ちが楽になるかもしれません。

ひとりで抱え込んで苦しい思いをしているかもしれません。

あなたが持つ、「死にたい」「消えたい」という思いは、もともとは「誰かに話を聞いてほしい」「寂しい」という気持ちから来ているものではありませんか?

誰かに話すことは、あなたの気持ちを放すことです。

ためらわずに話してみませんか?

 

相談窓口の紹介

www.mhlw.go.jp

279338.jp

www.inochinodenwa.org www.houterasu.or.jp

相談総合窓口電話番号(警察庁) 

いのち支える相談窓口一覧|JSSC

 

 

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