双極性naoの「てにをは」

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知れば納得!トキメキの日本語講座~はかる・おかす・わかる~

みずたまなおです。

こんにちは。

 

今回は、「はかる」「おかす」「わかる」の正しい使い分けについて解説します。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

【目 次】

 

はじめに

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あなたは、紙でもスマホでもパソコンでも、文章を書いているとき、「えーっと、これはどの漢字だったっけ?」などと思って、つい手が止まることはありませんか?

 

今回の日本語講座は、前回に引き続き「同訓異字」をご紹介します。

ありがたいことに前回のこの講座、そこそこご好評をいただいており、はてブやコメントもいただきました。

この場をお借りして、改めて御礼申し上げます!

今回はもう、はてブしていただかなくても大丈夫ですからね?

本当にしなくてもいいですからね?笑

・・・もしよければお願いします。泣

 

さて、今回が初めてという方に、同訓異字とは何かについてとても簡単に説明します。

「かえる」という言葉を漢字で書くとき、いろいろな漢字がありますよね。

「変・換・替・代」という4つの漢字があります。

これらは、それぞれどういう状況のときに使うのが正しいのかが決められています。

その他には、「おさめる」という言葉も「収・納・修・治」と4つの漢字があります。

こうした言葉を同訓異字といいます。

 

<関連記事>

前回の記事です。同訓異字の詳しい説明、「かえる」「おさめる」の使い分けについて書いています。 

www.nao-mizutama.com

 

同訓異字

今回も、前回と同様に動詞を取り上げます。

辞書は、コトバンク・大辞林第三版を使用します。

 

1.はかる(計・測・量・図・諮・謀)

「はかる」という漢字は6つもあります。

大きく分類すると、主に「もの」に対して使われるもの、「こと」に対して使われるものの2種類です。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

「もの」に使われる 計・測・量

私たちが生活の中でよく使用する「はかる」は、このような場合ではないでしょうか。

定規・枡・はかりなどを用いて、物の長さ・量・重さなどを調べること。

では、何を「はかる」とき、どんな漢字を充てているのか、もう少し掘り下げてみましょう。

 

・計る

① “時間や程度を調べる”の意。「タイムを計る」「損失は計り知れない」「まんまと計られた」「物差しで寸法を計る」

・測る

①“長さ・深さなどを調べる”の意。「寸法を測る」「面積を測る」「池の深さを測る」「熱を測る」「子供の能力を測る」

 ・量る

①“重さや容積を調べる”。「枡でお米を量る」「体重を量る」

②“推測する”の意。心の中で推定する。想像する。おしはかる。 「真意を量りかねる」「ころあいを量る」

 

<解説>

辞書には「定規などを用いて…」とありますが、まさに定規をイメージすればわかりやすいのではないだろうか?と、いま気づきました。

要は、定規を縦に置くか横に置くかで使う漢字が異なるのです。

縦に置けば「測る」横に置けば「計る」をそれぞれ使います。

高さや深さを調べるとき、つまり定規を縦に置くときは「測る」です。

「熱を測る」もこの字で、熱が上がる・下がるという言葉の通り、イメージは縦です。

また、時間や長さを調べるときは「計る」です。

言わずもがな長さは横です。

時間についても、かつて算数のグラフで学習した通り横なのです。

寸法は、縦にも横にもはかるため、「計る」でも「測る」でもよいのではないか、というのが個人的な見解です。

そして、立体のときは「量る」です。

体重は、重量という熟語の通り、米や調味料などは中身を伴うためこの字が充てられています。

また、「おし量る」など、気持ちを表すときにも使われます。

ただ、「粋なはからい」という言葉にはという字を充てるあたり、不可解さは量りしれません

 

「こと」に使われる 図・諮

・図る

①“計画を立て、実現を目ざす”の意。「紛争の解決を図る」「仕事の合理化を図る」「便宜を図ってもらう」

・諮る

①“他人の意見を問う。諮問する”の意。「役員会に諮る」「本件は審議会に諮りたい」「友人と諮って会社を作る」

・謀る

①“だます”の意。「しまった、謀られた」

 

<解説>

これらはいずれも計画的な印象を受けます。

そして、なにか企んでいるような気がしてあまりよい印象は受けません。

「諮る」は、国会や団体などが開く諮問会議や諮問委員会があります。

残念ながら、この他に解説のしようがございません。 

 

2. おかす(犯・侵・冒)

・犯す

①“法律などを破る。女性をけがす”の意。「罪を犯す」「過ちを犯す」「暴漢に犯される」

・侵す

①“侵略する。侵害する”の意。「領空を侵す」「表現の自由を侵す」「人間の尊厳を侵す」

・冒す

①“あえて行う。そこなう”の意。「危険を冒す」「結核に冒される」

 

<解説>

「おかす」は、いずれも悪い意味で使われますね。

基本的には、「犯」も「侵」も法律・規則・道徳などにそむくことをする(した)ときに使います。

使い分けについては、上の熟語を想像するとよくわかるのですが、個人的な解釈を加えれば、「侵」は他人の家に土足であがるようなイメージでしょうか。

また、「犯」が使用されるのは法律関係だけなので、それ以外は「侵」と考えてもいいかもしれません。

ちなみに、犯すは「ぼんす」とも読みます。

 

3.わかる(分・解・判)

「わかる」という意味は、理解したり判明したりしたときに使います。

物事の意味・価値などが理解できる。 「意味が-・る」 「音楽が-・らない人」
はっきりしなかった物事が明らかになる。知れる。 「真犯人が-・る」 「答えが-・る」
相手の事情などに理解・同情を示す。 「 - ・った、なんとかしよう」 「話の-・った人」 

<解説>

大辞林さまはここまでしか教えてくれませんでした。

何だか、わかったようなわからないような…。

なので、違うところに助けを求めます。(違いがわかる事典)

 

「分」「解」「判」のうち、現代国語を書き表す漢字として国が指定する常用漢字に該当するのは「分」だけです。

「解」「判」はそうではありません。(2017年現在)

そのため、ほとんどの場合「分」を使用すれば問題ないのではないか、とのことです。

つまり、「分」は「解」や「判」まで網羅的に使用可能なのです。

しかし、「解」「判」を使用してはいけない、というわけではありません。

「解る」と「判る」の違いについて、参考元には次のように説明しています。

  • 解る・・・物事の内容や理論がはっきりするとき
  • 判る・・・事実がはっきりするとき

「解」は、筋道をたてて答えを導き出したときとも言えるでしょう。

勝手なイメージですが、「解」は理系、「判」は文系っぽい気がします。

熟語で考えればわかりやすいですね。

「解」は理解、読解、正解、解釈、了解…。

「判」は判断、裁判、判明、判決、審判…。

なんだかんだ言っても結局、迷ったときには「分かる」か「わかる」と書いた方が無難ですね。

 

 

以上、今回は「はかる」「おかす」「わかる」のそれぞれの漢字の使い分けの方法をご紹介しました。

少しは読者さまに伝わっているのだろうか?

甚だ疑問ではありますが、今回はこれにて終了です。

 

みなさま、おつかれさまでした。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

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