双極性naoの「てにをは」

双極性障害のnaoが伝える、ことばの力と闘病の記録。

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知れば納得!トキメキの日本語講座~10より少ないって?~

みずたまなおです。

こんにちは。

 

今回は、日ごろ私が気になって仕方がない日本語の数々を一掃していきます。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

【目 次】

  

ソレ以上、アレ未満

ソレ以上、アレ未満

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 はじめに

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あなたは普段、言葉を話したり書いたりするとき、「あれ?この言葉ってこの使い方で合っているんだっけ?」と思うことはありますか?

 

私は今まで、ときどきそのように思うことがありました。

しかし、ブログを書き始めるようになって、私が書く文章が少なからず読者のみなさまに読まれていると意識すれば、自然と「正しい日本語で書く」というところに行き着きます。

特に私のブログは、双極性障害と日本語(言葉)の記事の両輪で成り立っているということも相まって、「誤った日本語は使えない」と強く感じているのです。

文章を書いている最中、「あれ?これで合っているのかな?」とキーボードを打つ手が止まることがたびたびあります。

そのたびに調べるのですが、意味が曖昧なまま長期間放置していたことに、私は反省をし、同時に、勉強にもなっているのです。

 

今回は、5組の紛らわしい言葉を、その意味や用法などをご紹介していきます。

改めて、どうぞよろしくお願いいたします。

 

気になる日本語たち

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それでは、簡単なものから順に見ていきましょう。

辞書は、大辞林第3版を使用します。

 

1.未満・以下

【未満】

ある数に達していないこと。ある数を境に、ある数そのものは含めず、それより少ない数であること。

【以下】

それより少ないこと。数量を表す用法では、その基準点を含む。

 

<解説>

これはご存知の方も多いかもしれません。

例えば、10を基準点とすると、9より少ない数(9,8,7,6…)は「未満」10を含むそれより少ない数(10,9,8,7,6…)は「以下」です。

どうでもいいことですが、「人間以下だ」と言われるよりも「人間未満だ」と言われる方がダメージは大きいです。「未満」は人間を含まないので…。

 

2.役不足・力不足

【役不足】

能力に対して、役目が軽すぎること。

【力不足】

与えられた役目を果たすだけの力量がないこと。

 

<解説>

ひとことで言えば、「役不足」は他者に対して、「力不足」は自分自身に対して使うことが多い、ということでしょうか。

また、「役不足」は目上の人に対して使うことも多いです。

「役不足ですが精一杯務めて参ります」など、自分の力量をへりくだる意味で用いるのは誤りです。

「私が紛らわしい日本語を説明するのは力不足だ」というのは正しい用法です。

 

3.池・湖

【池】

地面を掘って水をたたえたところ。地面にできた窪みに水のたまったところ。

【湖】

周囲を陸地で囲まれた窪地で水をたたえたところ。池や沼よりも大きい。

 

<解説>

簡単にいえば、湖は池よりスケールが大きいということでしょうか。

また、湖は自然にできたもので、池は人工的に掘って造られたものという違いもあります。

日本庭園などで見かけるのは湖ではなく池ですよね。

 

4.中食・内食

【中食】

(ナカ・ショク)内食・外食に対し、惣菜や弁当などを買って帰り、家でする食事。また、その食品。

【内食】

(ウチ・ショク)家庭内で調理して食事をとること。また、その食事。

 

<解説>

家で食事をすることには変わりありませんが、買ってきて食べるのが「中食」作って食べるのが「内食」です。

家の外で食べるのは「外食」ですね。

今後どうなるのかわかりませんが、消費増税で軽減税率が導入されるようなことがあれば、間違いなく議論になる重要な言葉です。

 

5.すすぐ・ゆすぐ

【すすぐ】

水で洗って汚れを落とす。洗剤などで洗ったあと、水で洗う。

【ゆすぐ】

ゆり動かして汚れを落とす。すすぐ。洗濯物を「ゆすぐ」

 

<解説>

汚れを落とすという点ではどちらも同じです。

漢字も同じ「濯ぐ」と書きます。

洗濯の「濯」ですね。

「ゆすぐ」の説明にもあるように、どちらでもよいそうです。

厳密には、洗剤などを洗い流すのは「すすぐ」ゆり動かすのは「ゆすぐ」となるようです。

「洗濯物を水でゆすぐ」というのが正しく、「すすぐ」は誤りとのこと。

あれ?洗濯機のボタンに「ゆすぎ」じゃなく「すすぎ」って書いてあったような…。

まぁ、どっちでもいっか。

 

極まりない!

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【極まる】

限界に達する。限度に行きつく。「感極まって泣き出す」「楽しみはここに極まる」「山道の極まったところ」

【極まりない】

この上ない。はなはだしい。「危険極まりない」「失礼極まりない」

 

<解説>

一見、特に紛らわしい感じはしませんが、よく考えると「あれ?」というところがあります。

お分かりですか?

 

「極まりない」は「極まる」の打ち消しの言葉です。

 

もう一度言います。

「極まりない」は「極まる」の打ち消しの言葉です。

用例を見てみると、「危険極まりない」は、この上なく危険だという意味で理解はすぐできます。

「失礼極まりない」は、この上なく失礼だという意味です。

「失礼だ」という形容動詞の意味は「礼を失する」、つまりマイナス表現ですよね。

「失礼なことこの上ない」という意味では、「極まる」を続けても通用しそうなものですが、失礼な態度に憤慨した人が「失礼極まる!」とは言わず「失礼極まりない!」と言うのはなぜなのでしょうか。

 

よくよく考えてみると「極まる」の意味は、「限界に達する」や「限度に行きつく」という意味です。

一方で「極まりない」の意味は、「この上ない」という意味です。

同じような意味にも取れますが、「極まりない」の意味はただ「この上ない」というだけで、限度に行きついている訳ではないのです。

「失礼極まりない」ということは、「この上なく失礼だが、失礼の限度には達していない」、つまり「この上なく失礼だが、まだまだ未熟者だな」という意味なのです。(多分違う)

「失礼極まりない」が「失礼極まる」状態になったときが最上級の失礼になるのかもしれません。

ただし、「失礼極まりない!」と相手を憤慨させてしまったとき、「極められるように精進します」と言ってしまうと火に油を注ぐことになってしまうのでご注意を。(言うわけない)

そのときは素直に謝りましょう。

 

おわりに

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あやふやにしていた言葉を改めて調べてみることで、その違いがはっきりとわかるようになりました。

そのような言葉は、今回ご紹介したもの以外にも本当にたくさん存在します。

それらは、また次の機会にご紹介します。

 

番外編では、日本語の難しさに挑戦しましたが、なかなか上手にお伝えすることはできませんでした。

日本語というものは実に奥が深くておもしろいものです。

双極性障害のことと併せて、日本語のおもしろさについてもお伝えできればと思います。

ふと「あれ?これってどういうこと?」と感じた言葉などがあれば、はてブやツイッターでぜひ教えてください!

 

最後に、番外編の「極まりない」の問題提起をいただいたほうふつ様、本当にありがとうございます。 

「極まりない」の解剖は、私では力不足でした…。

いやはや、着眼点に感服いたしました。

 ほうふつ様のブログです。まさにバラエティです。soukyokuvariety.hatenablog.com

 

 

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