双極性naoの「てにをは」

双極性障害のnaoが伝える、ことばの力と闘病の記録。

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『1リットルの涙』のワンシーンに教わった小さな喜びの作り方

みずたまなおです。

こんにちは。

 

今回は、テレビドラマが教えてくれた大事なことばについてのお話です。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

【目 次】

 

テレビドラマ『1リットルの涙』

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この作品は、木藤亜也さん原作のノンフィクション書籍『1リットルの涙』を基に、2005年に連続テレビドラマ化されたものです。

15歳という若さで脊髄小脳変性症を発症。病が進行していく中でさまざまなことに葛藤し、涙を流しながらも自分の病気、運命に懸命に立ち向かう。

絶望に打ちひしがれる中、母の潮香の助言を受け、『日記(=文章)を書く』ことに己の存在意義を見出し「人の役に立ちたい」と願い続けた。最終話、25歳で死去した。

<引用:1リットルの涙 (テレビドラマ) - Wikipedia

 

脊髄小脳変性症という病気は、小脳(後頭部の下側)の病気で、立ったり座ったりすることや、ろれつが回らない、歩行中のふらつきなどの症状がみられる病気で、国の指定難病にもなっています。

<参考:難病情報センター

 

このドラマは放送当時、とても人気の作品で、主人公・亜也を演じる沢尻エリカさんが注目される作品になったと言っても過言ではありません。

 

同年代の人物が主人公ということもあり、当時高校生だった私も勉強の手を止め、このドラマを観ていました。

 

「ごめん」が印象的シーン

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亜也は病気と闘いますが、どんどん進行し、そんな亜也自身の葛藤は増すばかり。

それでも病気の進行は止められず、25歳という若さでこの世を去ってしまうのです。

 

主人公・亜也を演じる沢尻エリカさん、脇を固める実力派俳優陣の熱演に魅せられ、最終話まで、毎回毎回楽しみにしていたのを覚えています。

 

ドラマの本筋も、10年以上経った今でも印象に残っているのですが、私にはそれ以上に印象に残っていることがあります。

 

それは、ドラマ序盤のワンシーン。

亜也が通っている高校の休み時間、教室を出ようとしていた亜也は教室の扉の辺りでふらついてしまうのです。

そこへ親友まりが、亜也を支えてあげました。

亜也ははじめ、助けてくれたことに驚いたような表情を見せていました。

そして、まりに「ごめん…」とだけ言いました。

亜也は、自分がいることで、周りの人たちが迷惑だと感じているのではないか、助けてもらってばかりの自分が情けないと、いつも感じていました。

それで「ごめん…」という言葉が出てきたのです。

 

すると、まりは笑顔でこう言うのです。

「亜也、『ごめん』じゃなくて、『ありがとう』って言った方がいいよ」

 

それ以来、亜也はまりの言葉を胸に留め、「ありがとう」と言うようにしました。

 

私は、このドラマの全11話の中で最も印象に残っているシーンです。

 

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「ごめん」じゃなくて…

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では、私自身に目を転じてみるとどうだろうか、と考えます。

社会人となった今、「ごめん」というのは家族や友人しかいません。

その代わりに「すみません」という言葉があります。

 

この言葉はとても便利で、いろいろな場面で登場します。

例えば仕事で、「申し訳ありません」という程ではないけれど、謝罪の気持ちを相手に伝えたいとき、私はこれを使います。

 

それでも私は、もっとたくさん「すみません」と言ってしまっている気がするのです。

 

例えばエレベーターで、一緒に乗っていた人が、開くボタンを押してくれて「どうぞ」と、先に通してくれたとき。

例えば電車で、詰めてくれて自分が座るスペースをつくってくれたとき。

 

公の場で見ず知らずの他人に親切にしてもらったとき、どうやら私は「すみません」と言ってしまうようです。

なるべく「ありがとうございます」と言うように努めていますが、ときどき「すみません」と言ってしまっているのです。

 

言われる立場で考えると「すみません」より「ありがとうございます」と言われる方が、なんだかスマートな印象を受けませんか?

 

「ありがとう」を日常に

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あなたは、一日のうちに「すみません」と「ありがとう(ございます)」のどちらを多く使っていますか?

もしかしたら「すみません」の方が多い、という方もいるかもしれません。

 

私は「すみません」という言葉は、その場限りの言葉だと思っていて、言う方にも言われる方にも何も得られないと考えています。

 

一方で「ありがとうございます」という言葉は、言われる方は嬉しい、それを感じて言う方も嬉しい。

言葉を通じて、言う方にも言われる方にも、なにか、ほんの小さな喜びや嬉しさが生まれるような気がするのです。

 

まだまだ私は無意識に「すみません」と言ってしまっています。

このことを頭の片隅に置いておいて、日常生活の中に「ありがとうございます」と言える機会を作っていけるように、一日一日を過ごしていきたいものです。

 

1リットルの涙―難病と闘い続ける少女亜也の日記 (幻冬舎文庫)

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