双極性naoの「てにをは」

双極性障害のnaoが伝える、ことばの力と闘病の記録。

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うつ病患者に頑張れと言ってOK?当事者は意外と相手を見ている

みずたまなおです。

こんにちは。

 

今回は、「頑張れ」という言葉についてのお話です。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

※抑うつ状態が強い方にとっては少し刺激の強い内容になっていますので、体調のよいときにご覧になってくださいね。

 

 

 

 

【目 次】

 

 

月光

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はじめに

この「頑張れ」という言葉、誰しも一度は言ったり言われたりしたことがあるでしょう。(「頑張って」も同様、以下「頑張れ」で統一)

この言葉は、とても使い勝手がよく、あらゆる場面で登場してきます。

それが良い方に作用すればよいのですが、一方で悪く作用することもある言葉であると私は考えています。

 

言葉を解剖してみると

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では次に、「頑張れ」という言葉を掘り下げて考えてみます。

 

「頑張れ」というのは、自分以外の他者に使うことが多いです。

「○○さん、頑張れ」や「○○、頑張れよ」などと自分が他の誰かに言った、という記憶は誰もがあるでしょう。

反対に、誰かに言われた経験も誰もがあるでしょう。

もちろん、私もあります。

 

後ほど詳しくお話しますが、かつてあなたが誰かに「頑張れ」と言われたとき、逆に誰かがあなたに「頑張れ」と言ったとき、あなたはどういう感情を抱きましたか?

もちろん、状況ごとにその意味合いは変わってきますし、全部が全部同じ感情を抱くものでもありません。

 

自分が自分に「頑張れ」という人もいるかもしれません。

これは自分自身を鼓舞するために、奮い立たせるために言っているものですよね。

 

「頑張れ」という言葉でなくても、スポーツ選手などは自分自身の集中力を高め、最高のパフォーマンスができるように自らを鼓舞させている場合も少なくないのではないでしょうか。

この場合、自らがあえて自分自身に言い聞かせています。

これが、決してプラスにのみ作用するとは言い切れませんが、自分にとってプラスの方向に切り替えさせようとしているということは明白です。

だって、自分の気持ちを落とそうとして、自分で「頑張れ」とは言いませんよね?

 

 このように、言葉のベクトルの先がどこに向いているのか。

他者なのか自分なのかによって、作用の仕方に変化を見せるのがこの言葉なのではないでしょうか。

 

「頑張れ」は禁句?

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うつ病患者に言ってはいけないとされるこの言葉は、書籍やネットでよく見かけます。

それはあくまで、うつ病の人が身近(家族、友人、同僚など)にいる場合、接し方の注意点です。

 

確かに、抑うつ状態でなにをする気力もなかったり、「自分はダメな人間だ」「消えたい」などという状態のときには、言わない方が無難です。

私なら間違いなくイラッときます。

 

 

やはり、うつ病患者に「頑張れ」は厳禁なのでしょうか。

これは、一人ひとり考え方やその背景などから賛否が分かれるところだと思います。

なので、「こういう考え方をする人もいるのかー」くらいの気軽な感じで読んでいただければと思います。

 

「頑張れ」という言葉は、お話した通り、プラスにもマイナスにも作用します。

 

まず、マイナスに作用する「頑張れ」について触れてみます。

抑うつ状態でなにをする気力もなかったり、「自分はダメな人間だ」「消えたい」などという状態のときには、マイナスに作用することが圧倒的多数ではないでしょうか。

 

「今でも精一杯やっているつもりなのに、これ以上頑張れないよ…」とか、「あなたに言われたくない!」とか思います。

「私の気持ちも知らないで!」とも思います。

 

言い方という面で、これはどうでしょうか。

「まぁ頑張れや」とか「あー、はいはい頑張れ頑張れ」

実際に言われたことはありませんが、私ならこればかりは間違いなくぶちギレます。

あなたなら一体どんな感情を抱くでしょうか?

 

私は、周りの人がうつ病患者に「頑張れ」と言うことは条件付きでありだと考えています。

それは次の5点です。(また変更するかもしれません)

  1. うつ病患者が強い抑うつ状態ではない
  2. 周りの人が、うつ病についての知識(基礎だけでもよい)がある
  3. 周りの人が、うつ病患者が、いま置かれている状況をある程度理解している
  4. うつ病患者と目線を合わせて考えることができる
  5. うつ病患者に心理的に寄り添うことができる

なかなか難しいですよね。

書きながら自分でも「ハードル高いな」と思ってしまいました。

そう思うと、「頑張れ」と言っても差し支えないのは、うつ病患者さんをよく知る家族、限られた知人、といったところでしょうか。

 

最低限1~5を理解していれば、「まぁ頑張れや」などといった無責任な言い方には決してならないはずです。

 

相手を尊重しているか?

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うつ病患者に対して「頑張れ」ということは、絶対にダメということではないと私は考えています。

ただ、誰に言ってもよいというわけではありません。

患者さんのごく身近な人が、患者さんの状況をある程度理解することが大切です。

患者さんに寄り添う気持ちも、もちろん大切です。

当事者は相手のことをしっかり見ています。

 

上の1~5全てに該当しなければならないわけでもありません。

最も大切なのは、その言葉が「相手を尊重しているかどうか」です。

病気の影響かどうかはわかりませんが、患者さんは相手をしっかり見ています。

相手を尊重しようとしていれば、「まぁ頑張れや」のような、相手の気持ちをないがしろにするような発言はまずしませんよね。

 

ゆっくりでも、立ち止まってもいい

一歩ずつ歩んでいこう

頑張れ 私も頑張るから

 

 

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