双極性naoの「てにをは」

双極性障害のnaoが伝える、ことばの力と闘病の記録。

スポンサーリンク

周りの目が怖くて外出できない!うつ急性期の対人心理

みずたまなおです。

こんにちは。

 

今回は私が体験した、うつ病急性期のお話です。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

私がうつ病と診断されるまでの経緯はこちらをご覧ください。 

nao-mizutama.hatenablog.com

 

【目 次】

 

うつ急性期の身体症状

f:id:nao_mizutama:20170914100604j:plain

2012年11月、私は仕事に行けなくなりました。

朝、布団からどうやっても起き上がれなかったのです。

起き上がる気力さえありませんでした。

2日間はほとんど寝たきりで、上体を起こしているのは食事とトイレだけ。

布団に横になっていても全く眠れず、身体のどこが、というわけではないけれど、脱力感に近いダルさを感じました。

 

気持ちとしては「職場に迷惑をかけているのだから、休んでいる場合じゃない!」という焦燥感。

それとは裏腹に「どうしよう、大丈夫かな?これからどうなるのかな?」という不安感が同居していました。

 

頭も常にボーッとするし、ズーンと重い。

でも、なぜかときどき左側頭部だけ痛む。

クレヨンしんちゃんが、母みさえの両拳で頭をぐりぐりされるような感じです。

(この部分は現在でも調子が悪くなると痛みます)

よく書籍やサイトで、頭重感の例えとして「鉛のような重さ」と表現されているのを見ますが、私は「頭の上に置いたバケツに、水をどんどん注ぎ足されていくような感覚」とお伝えするのが適当なのかもしれません。

余計にわかりづらくなってしまったかもしれませんね。

重いのは確かに重いのだけれど、バケツの水が揺らされるので、頭もゆらゆら揺れて常に不安定なのです。

(少しは伝わったでしょうか?比喩表現は難しいですね)

 

会社を休み始めた翌々日、やけに重くてボーッとする頭の中、精神科を受診しました。

うつ病と診断され、抗うつ薬を処方してもらいました。

その翌日…、翌々日だったかもしれませんが、突然身体が動くようになったのです。

頭の重さは少しあるけれど、さほど気にならないレベル。

「抗うつ薬すっげー」と感動したのを覚えています。

 

でもこれは、躁転でした。

もちろんこのころの私はまだ「うつ病」だと信じていたので疑うまでもありませんでした。

 

このときの軽躁状態のお話は、こちらに詳しく書いていますのでご覧ください。 

nao-mizutama.hatenablog.com

 

軽躁状態のあとの対人心理

f:id:nao_mizutama:20170914100826p:plain

軽躁状態は、ある日突然ガクッと調子が落ちたことで終わりました。

以前のように、一日中家の中に閉じこもるようになりました。

ただ、一日中布団に横になっているわけではなく、ソファーに座ってテレビを見たり、特に何をするわけでもなくボーッと過ごしておりました。

 

不安感や焦燥感、脱力感が全くないわけではありませんが、それらはときどき顔を出す程度。

このときの感情の割合としては、虚無感が80%くらいを占めており、ほとんどが何も考えられない状態でした。

 

何をするにも上の空で、目の焦点を合わせることもなかなかできず、目は半開き。

きっと「目が死んでいる」とはこういうことなのでしょう。

 

何もすることなく過ごす日々が二ヶ月ほど続きました。

それは気が遠くなるような長いロープを手繰り寄せ続けるような感覚にも似て、淡々と目の前の時間を虚無感の中、やり過ごしていたのです。

 

朝がくれば起き、昼から夕方にかけてぼんやりとテレビを見て過ごし、夜になれば眠りにつく。

 

当時、私はひとり暮らしをしていました。

外に出る気力がなくても、生きていくためには食べなければなりません。

まとめ買いしていた食料も生活していれば底をつきます。

そのため外出するのですが、私は周りの目が恐怖でしかありませんでした。

この時期は被害妄想もあり、周りの人々からこう思われていると思い込んでしまっていました。

「あの人は危ない人だ」「目がイっている」「○○ちゃん、近寄っちゃだめよ」

そして私は私で「交通量の多い今、車道に飛び出してみたらどうなるかな。目に見えるけがをしたら周りの人に自分の苦しみをわかってもらえるかな」と考えてしまうのです。

 

ゆえに、帰宅して冷静になったとき、道を歩くことさえ恐ろしく「何気ない行動がこれ程までに神経をつかうものであったのか」と愕然としたのでありました。

 

抑うつ期の間は、外出するのも精一杯。

物欲などもなく、食費などの必要最低限のことだけにしかお金を遣いませんでした。

特に休職している身でもあるので、出費をできる限り抑えるよう努めました。

少しずつ活力が湧いてきて、次第に自炊をするようになりました。

できることが増えていくことに喜びを感じました。

「次はあれをやろう」と身体を休めることなく家の中のことをしていきました。

 

順調に回復していると信じていました。

少しずつでも前進していると信じていました。

 

でも当時の私は、これが二度目の躁転だということに気づいてはいないのでした。

 

夢のENDはいつも目覚まし(『クレヨンしんちゃん』より)

夢のENDはいつも目覚まし(『クレヨンしんちゃん』より)

  • 高原いずみ
  • チルドレン・ミュージック
  • ¥150

 

二度目以降の軽躁状態のお話です。 

nao-mizutama.hatenablog.com 

 

おわりに

最後までご覧いただきありがとうございます。

うつ病を患っている方で、うつ状態のときはなかなか外出もできませんよね。

それでもいいんです。

ただエネルギーが消耗しているだけなので、今は充電期間だと思って過ごしてみませんか?

私と同じように、突然周りの目が怖いと感じ始めることもあるかもしれません。

それは、きっと病気があなたをそうさせているのです。

少しずつ、一緒に前に進みましょう!

 

Twitterもやっています。お気軽にどうぞ!

twitter.com