双極性naoの「てにをは」

双極性障害のnaoが伝える、ことばの力と闘病の記録。

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病気でつらい?その体験がきっとあなたの強みになる

みずたまなおです。

こんにちは。

  

今回は、うつ状態になってから気づいたことについてお話します。

どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

 

【目 次】

 

はじめに

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このブログを読んでくださっている方は、何らかの精神疾患を抱えている方が多いのかもしれません。

  

一言で「精神疾患」といっても、それは先天的なものから、私のように後天的なものまで含まれます。

またそれは、人によって現れてくる身体症状や、病状の軽重によっても大きなばらつきがあり、さまざまです。

  

私はある日、突然発症したため後天的だと言えます。

  

このブログは、エッセイ的な(そんな立派なものではありませんが)ものを書くというコンセプトのため、後天的な精神疾患を患ってからのお話をします。

 

動けないという葛藤

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発症当時はうつ病と診断され、頭がずっしりと重く、頭痛もするし、布団からも出られない状態。

眠れればよいものの、そうもいかず、不安感や焦燥感が襲ってきて余計眠れないものでした。

 

 起き上がれるのは食事のときとトイレのときだけ…。

それがとても重労働で、その後はバタンと布団に倒れ込むのでした。

食事といっても食欲はほとんどなく、一日2食を食べられれば十分でした。

 

 うつ関連の本に「食事をしても砂を噛んでいるような感覚」などと書かれているものもあります。

ですが、個人的には「食事をしても意識が上の空で食事をしていないような感覚」の方が合っているのかな…と思っています。

  

うつ状態のときは、とにかくエネルギーがないのです。

布団から起き上がることも、何かを考えることも、それをしようとするエネルギーすら残っていないのです。

 

☆ ☆ ☆  

 

そのエネルギー不足を一番実感したできごとがあります。

  

ある日の朝10時ごろ、のろのろと起き上がった私は朝食をとるため、トースターに食パンを一枚入れました。

焼き上がるまで2~3分くらいかかりますよね。

でもその間、上体を起こしているだけのエネルギーがなく布団に戻ったのです。

 

 そのあとしばらく布団から動けず、一度温められた食パンはトースターの中で冷たくなっていくのでした。

  

起き上がりたいのに起き上がれない、食事をしたいのに食事ができない。

思っていても、それができない。

これ程もどかしいことはありません。

 

 ようやく起き上がれたのは14時頃。

トースターの中の食パンは、一回り小さくなっていて耳の辺りを中心にフランスパン並みに硬くなっていました。

例にもれず、意識が上の空状態でしたが、あまりにカチコチだったため口の中が傷だらけになってしまったのを覚えています。

 

見る?見えてくる?

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こうして動きたくても動けない状態で苦しむ中でも、いろいろと感じることがあるもの。

 

 これまで何不自由なく日々過ごしてきて、就職して3年目。

「さあ、これから!」というときにうつ状態…。

 

 正直、終わったと思いました。

私にとって大きなマイナスだし、一生スタート地点にも立てないんじゃないか。

のちに職も失い(休職期間が満了し退職)、パートナーさえも失いました。

 

 描いていた人生設計が大きな音を立てて崩れ落ちていきました。

「この病気さえなければ!」と毎日悔やみました。

 

 うつ状態の底を抜けて、ある程度落ち着いてきた頃、読書をしているときにある言葉と出会います。

大切なのは、何を見るかではなく、何が見えてくるかである。

by.ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(哲学者・思想家)

 この言葉は私の心に大きく響きました。

  

病気になってしまったこと、職やパートナーを失ってしまったことは、紛れもない事実。

つらくて、苦しくて、歯がゆいのも事実。

でも、失うものが多い反面、病気になって得られることもきっとあるはず。

その病気だからこそ得られるものだってきっとある。

 

 ただ、それが一体何なのか分からず、不安を感じながら目の前の症状に振り回されるばかり。

  

今になって、私は病気から得られたことはたくさんあります。

以前、ご紹介した「当たり前はない」という考え、いろいろな事象の捉え方、価値観。

SNSでやりとりしている方々。

おそらく、いや、間違いなく病気でない自分が気付くことはできないでしょう。

  

今、この記事を読んでくださっているあなたはいかがですか?

病気を通じて、気づいたことや変わったことなどはありますか?

 

 病気になって絶望感ややりきれない不安感の中にいる方もいるかもしれません。

病気が原因で、大切なものを失って呆然としている方もいるかもしれません。

 

 きれい事と言う方もいるかもしれませんが、例え病気で何かを失ってしまったとしても、 何か得られるものが必ずあると信じています。

今は何も見えてこなくても見えてきます。

 

必ず。

必ず。 

絶望と希望

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